こんにちは。
ご無沙汰しております、社長の木村です。
灼熱の夏が去り、もうすぐ紅葉の季節がやってきますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて今回のテーマは”夢の続き”です。
弊社社員の村社について書こうと思います。
以前、本人からご挨拶としてお知らせしましたが、村社が引退を決断しました。
(そのお知らせはこちら)
とてもショックで残念です。心にぽっかりと穴が空いたような脱力感。まだ出来る、まだまだ走り回れる、村社のそんな全力プレーが見たい、応援したい想いが強く、しばらく気持ちの整理がつきませんでした。それから時間を経て、やっとブログを更新する気持ちになれました。
サッカーに対してとても真剣で、全てにおいてサッカー中心で生活してきた彼女に「社長、引退しようと思っています」と相談されたときは驚きましたが、覚悟をもってのことだと、了承しました。会社にはそのまま在籍してくれるとのことで、ほっとしたのを今でも覚えています。
振り返ると、村社は2018年2月”ちふれASエルフェン埼玉の選手”として弊社に入社。お願いしたのは、秘書業務です。私は緊張症のため、数多くある各企業さま・学校・市長などとの面談や挨拶の場があまり得意ではないのですが、村社が同席していると、娘の前ではしっかりしないといけないという気持ちになり、頑張ることができました。また、彼女の明るさと人柄に場が和み、話が良い方向に進んだこともあります。共に色々なことを経験したことで、社訓である「感謝の気持ちと想いやりの心を大切に、最後まで全力で取り組みます」の重みを、身をもって感じました。
すべてが新しく忙しい業務のなか、彼女は2019年にFC十文字VENTUSに移籍・チャレンジリーグ優勝、2部リーグ昇格を果たしました。名古屋での、昇格を決めたあの瞬間の感動は忘れることができません。その後2021年に大宮アルディージャVENTUSに移籍。日本女子初プロサッカーリーグ”WEリーグ”の誕生とともに発足したチームで、前身であるFC十文字VENTUSからの継続メンバーとして、村社はすべての想いをプレーに込め新しいステージを迎えました。大宮アルディージャVENTUSは、2011年女子サッカーW杯優勝メンバーを多数、現役日本代表や年代別日本代表を経験してきた選手を、各地から招集したチーム。そんな中、記念すべきWEリーグ開幕戦に、村社はスタメン・フル出場を果たしました。彼女の子どもの頃からの夢がひとつ叶った瞬間でした。
それから第2節、第3節と続いていったWEリーグ。応援に行くのが楽しみで、大宮NACK5スタジアムで開催されるホーム戦は必ず行きました。彼女のこれまでの苦労や動力を乗り越え掴んだ景色を共に見ることができたことが、とても幸せでした。多くの人に支えられ応援していただきましたこと、心より感謝いたします。今後は、三菱重工浦和レッズレディース育成コーチに就任します。村社が指導した選手が、いつかオリンピックやW杯に日の丸を胸に出場し、スポーツの感動を伝えてくれることを夢見ます。
これからも村社汐理をよろしくお願いします。
スタジアムで流れる、背番号19番村社汐理と木村鉄筋工業株式会社のアナウンスに、ワクワクと胸が高鳴りました。仕事以外でこんなに夢中になり、本気になれたことが幸せです。彼女のおかげで、沢山の選手、サッカー関係者と知り合うことができました。その道に特化した人たちの生き方に刺激や学びを沢山いただき、世界が広がり、私自身を成長させていただきました。これからも、人とのつながりを大切に、社訓を胸に刻み、進んでいきたいです。
コロナウイルス、インフルエンザといった5類感染症の流行はまだまだ続いています。引き続き、体調管理に気を付けていきましょう。
また世界中では戦争・紛争が絶えません。一刻も早い終息はもちろん、そこで苦しむ人々が幸せな生活を送れることを、話し合いで解決し争いのない平和な世界が来ることを、そして、トルコ・シリア・モロッコで起きた地震で被災した人々、ハワイのマウイ島で起きた山火事で被害に遭われた人々に、1日でも早く平穏な暮らしが戻ることを、心から願っています。