こんにちは。
社長の木村です。
3月も中旬を迎えました。暖かい日が続いていますが、変わらず、健康に気を付けていきましょう。
また、世界中では戦争・紛争が絶えません。一刻も早い終息はもちろん、そこで苦しむ人々が幸せな生活を送れることを、話し合いで解決し争いのない平和な世界が来ることを、そして、トルコ・シリアで起きた地震で被災した人々に、1日でも早く平穏な暮らしが戻ることを、心から願っています。
さて、今回のお知らせは、「3年ぶりに陸前高田市へ」です。
2023年3月11日14時46分、私は、陸全高田震災伝承館追悼広場で、哀悼の意を表しました。2011年3月11日に発生した、東日本大震災。あれから12年の歳月が経ちますが、壮絶な記憶は消えることなく、鮮明に残っています。震災直後の3月末に現地に入り、車から降りようとした時の震える私の足と、あまりの悲惨な光景に止めどなく流れる涙。罪のない人たちの生活を、大切な命を、あの一瞬で奪っていったのかと思うと、この世に神さまはいないのではないかと思わざる得ない状況。当時の衝撃は、私の今までの人生観すべてが覆されるほどの大きな出来事でした。以前の私は、すべてのことに対し、人と競争し、負けは許されない、とことん勝利にこだわる性格でした。ですが、被災地でのボランティア活動で、”協力すること”・”共存すること”が如何に大事かを学びました。少しでも人に寄り添い支えることの大切さ、そこから一緒に泣いたり、笑ったり、同じ時間を過ごすことの尊さに気づいたことで、私の人生観は大きく変わりました。今でも、津波でみんな流されて何もあげるものはないけれど「ありがとう、また来てね」の言葉が、深く、胸に刺さっています。
今回、3年ぶりに物資などのハブになった、遠野市から津波被害を受けた宮古市、山田町、大槌町、釜石町、大船渡市、陸前高田震災伝承館、気仙沼震災遺構伝承館、南三陸真理防災対策庁舎、石巻大川小学校などの”今”を訪れ、その光景を、目と、心に焼き付けてきました。あれから12年が経ち、復興が進む中で、私にできることは何か、今後どのようなお手伝いができるか、しっかり考えていこうと思います。