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「鎮守の森プロジェクト」に参加してきました!

こんにちは。
社長の木村です。

初めに最前線で働く医療従事者の皆様に感謝申し上げます。

弊社は現在、「埼玉医大国際医療センター」「日本科学大学」を施工しています。
形は違いますが、患者様や働く人たちに使いやすく快適に空間を提供できるよう、心をこめて築いています。

さて今回は「鎮守の森プロジェクト」についてです。
今年の7月12日、福島県南相馬市に植樹と草刈作業のプロジェクトに参加しました。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスによる自粛規制の中、”3.11 東日本大震災”を風化させないと、こんな時期だからこそ希望と鎮魂の想いを込め活動したいと考える参加者が多く集まりました。
人数の多さに嬉しさも湧き出てきましたが、もっと多くの人が譲り合う精神や相手のことを思いやる優しい気持ちを持てるようになれば日本に限らず世界が良くなるなと改めて感じました。

ボランティア前日の11日は「Jヴィレッジ」に宿泊しました。
本来ならば、2020年東京オリンピックの開催に向けた”聖火”がこの地から出発するはずでした。
第一走者は2011年女子サッカーW杯優勝メンバーと発表されていて楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。
その聖火を隈研吾氏設計の新国立競技場へと繋ぎ、開会式が盛大に行われていたと考えると、来年に延期された東京オリンピックでは是非感動の聖火を灯して欲しいと思います。

当日の12日は、昨年に引き続き東京電力廃炉資料館の見学をしました。
毎回、東京電力様の職員さんが反省と安全へのおごり、過信について丁寧に説明していただき、東京電力様の謝罪から二度と事故を起こさない決意を感じました。

重大で大変大きな被害を出した事故。
戻ることのできない時間と生活、人々の人生を大きく変えた事故。

許されることではないけれど、いつまでも恨み続けていても先には進めません。簡単ではないけれど、気持ちを切り替えて先に進まないとと思います。
テレビなどでたまに放送されますが、レンズ越しではなく自分の目・耳で現場の声を聞き、それから自分の考えを発信してほしいと感じています。

現在の地球は悲鳴をあげています。
二酸化炭素(CO2)の排出によるオゾン層の破壊が地球全体の温度を上げています。
今の生活に欠かせない電力にしても、風力・太陽光・バイオマス発電などの自然エネルギーでの発電方法がありますが、どれも発電量が低く化石燃料による火力発電が大半を占めています。
原子力発電は大きなリスクがあり危険です。
反対する人も多いけれど、今後の未来のためにどうしたらよいのか、代替策を提案してから議論して欲しいと思います。
”賛成”も”反対”も両者が納得する案を、絞り出したいものです。

先にも書きましたが、多くの人が譲り合う精神・相手のことを思いやる優しい気持ちを持つことで少し状況は変わるのではないでしょうか。

次世代のためにも、今、真剣に議論するべき時ではないでしょうか。

最後になりますが、7年前より最前線で働き続ける廃炉作業をしている鹿島建設㈱はもちろん関係企業者の放射線による被ばくの危険を背負い防護服・首から放射線計をさげ作業する方々に心より御礼申し上げます。


「写真提供:鎮守の森のプロジェクト」
http://morinoproject.com/

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